東京では明治神宮外苑の森に囲まれた広場で11月23日からクリスマスマーケットが開かれています。世界最古ともいわれるドレスデンのクリスマスマーケットを再現しているとのこと。ここで楽しんでいただきたいのはドイツの木々をふんだんに使った工芸品。もちろん美味しいものもたくさんありますよ!
一番の目玉はシンボルとなっている「クリスマスピラミッド」です。外苑の銀杏並木を奥まで進んでいくと遠くに見えてきます。木で組まれた段が積み重なって大きなピラミッドを作り、それぞれの段にはキリストの生誕を祝福するようすが表されています。ゆっくりと回っていますから中に置かれた人形たちをゆっくりと眺めてみましょう。
一番上の段に飾られているのは天使、祝福のラッパを吹いています。一番下の段には生まれたばかりのイエス・キリストと父ヨセフ、母マリアの聖家族、そして黄金と乳香、没薬の捧げものを持ち礼拝にやってくる東方の三博士もいます。他の段にはサンタクロースや雪だるまも参加して楽団と聖歌隊が高らかに祝福の歌を奏しているようです。
人形たちもすべて木造り。造形表現は単純化され、愛らしい表情と穏やかさがやすらぎを感じさせます。夜になると各段に配置されたキャンドルが灯りライトアップされると、ファンタジックな世界が浮かび上がります。
各店舗も木材で作られたヒュッテと呼ばれる小屋。個性的な飾り付けで同じ小屋とは気づかないくらいどれも華やかです。そこではツリーのオーナメントや装飾品など、手の込んだ手工芸品が並びます。素朴な味わいですが細かいところまで作り込んだ精巧さも見どころです。
どれも森の国ドイツの木のぬくもりがいっぱいです。休日のお出かけに、家族連れでも仲間でも、どんな人といっても楽しめるオススメのイベントと言えそうです。
入場チケット(チケット料金は日によって異なります)はオンラインで事前予約をすると、入場時にオリジナルマグカップが貰えます(大人のチケットのみ)。そのマグを使えば使い捨て容器も不要。洗い場で洗って持ち帰ることを考えておけば、備え付けのプラスチック袋も不要となり、環境の助けにもなりますね。マグカップは、もちろんそのまま大切に持ち帰ってもいいんですよ。
詳しいイベント情報:
【東京クリスマスマーケット2023 in 明治神宮外苑】