味噌づくりは本来、寒仕込みと言って、昔は水が澄んでいる冬に仕込まれていました。特に立春までの寒の季節に仕込み、ゆっくりと発酵させるとお味噌の色が濃くなり、うま味がでると言われています。手作りのお味噌は、加温して熟成を早める市販のお味噌よりもゆっくり熟成させるため味わいのあるお味噌となるそうです。お豆をつぶしたり、味噌玉を作ったり、良い思い出にもなりそうですね。一度はためしてみていただきたいです!
現在は、水道によって衛生的な水が手に入りますので、3~5月の仕込みは寒仕込みより、熟成期間が短く色がきれいであり、旨味もあるお味噌になります。5月中に仕込むと、今年の10~11月頃から食べ始めることができます。
容器選びや材料選びも楽しいものです。初めての方は、ファスナー式ビニール袋で少量から始めてもいいですね!
基本のお味噌は大豆と米麹で作りますが、ひよこ豆だと熟成期間が早く甘めのお味噌が出来上がります。
<手作り味噌づくりの工程表>
(1) 容器を入手する(味噌甕やタッパー、ファスナー式袋)
(2) 材料を入手する(大豆やひよこ豆、米麹、塩)
(3) 大豆を洗う(丁寧に4~5回)
(4) 3倍の重さの水に大豆をつける(約18時間)
※しっかり浸水させるとふっくら美味しくできますよ。
(5) 大豆を煮る(約3時間)
(6) 豆と煮汁を分ける
(7) 大豆を水につけ、適温となったら、水をきり、暖かいうちにつぶす(フードプロセッサーでペースト状にするほかに、ファスナー式袋にいれて、足でふみふみする、ワインボトルなどでつぶすなどお好みで)
(8) 米麹、塩きり麹を作る
(9) 8の塩きり麹と7のつぶした大豆を混ぜ合わせる
(10) 容器に入れる場合は、おにぎりくらいの団子にして「味噌玉」を作り、投げつける(空気をぬいてつめるため)
(11) 表面をへらやナイフで平らにし、ラップをして重しをする(ラップの代わりに酒粕を敷く方法もあります。少量であればファスナー式袋で、空気をぬいて重しなしで熟成させることもできます)
寒仕込みの場合は10か月程度、5月くらいまでに仕込む場合は6~7か月程度で熟成できるそうです。
ご家族や親しい人と挑戦してみませんか!?
<参照>
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マルカワみそ直伝 手作りみその作り方[イラスト編](出来上がり約6kg)・
マルコメ 味噌を手作りしてみよう(出来上がり約1.3kg)・
味噌作りのベストな時期はいつ?味噌のプロが徹底解説!! 越前有機味噌蔵 マルカワみそ