今が一年で最も寒さが厳しい頃です。日本の上空には周期的に寒波が流れ込むため、大雪に見舞われやすい頃でもあります。豪雪地帯では、これから春先にかけて雪が降るたびに屋根の雪下ろしなど除雪作業が欠かせませんが、毎年のように雪の事故が絶えません。
国土交通省によると、雪の多い年には、年間1000件以上の除雪作業中の事故が発生し、100人以上が亡くなっています。
また、死亡事故のうち約8割は65歳以上の高齢者による事故で、除雪作業中の事故における要因としては最も多いのが、屋根からの転落事故です。雪国には欠かせない雪下ろしの作業は、必ず2人以上で行い、緊急時用に携帯電話などを持っておきましょう。はしごはしっかり固定し、ヘルメットや命綱の着用を心がけてください。
その他にも雪道での転倒や屋根から落雪、積雪によって見えない用水路への転落事故など様々な危険があります。冬の間は多雪地帯ほど、雪の事故に十分気を付ける必要があるでしょう。
国土交通省ホームページより抜粋