春は、1年で最も気温差(寒暖差)が大きく、「1日の中での朝晩と日中との気温差」「日毎の最高気温の気温差」が大きくなる日が現れやすい時期となっています。更に、気圧配置によって、最高気温や最低気温の出現する時間帯が、必ずしも日中や朝晩になるとは限らないケースもあります。天気予報では、
1時間毎の時系列天気や予想気温グラフ等(北陸の各市町村毎に閲覧可能です)もチェックしながら、服装選びの参考にするのも良さそうです。
北陸4市の「日最小相対湿度」の観測史上最も低いランキングをみると、福井・金沢・富山・新潟の4市全てで、トップ10は3月~5月の春の期間に観測されています。中でも、福井はトップ10全ての湿度が10%未満となった他、金沢は2005年4月6日に日最小相対湿度が4%という記録を観測しています。この時期は、暖房の使用頻度は徐々に減っていきますが、空気の乾燥や強風が火災発生件数を多くする一因になっていると考えられ、火の取り扱いには最も注意が必要な時期と言えそうです。
最後に、花粉が飛びやすい条件は「晴れて気温が高い日」「空気が乾燥して風が強い日」「雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いた後」等とされています。このような天気が予想される場合には、「マスクやめがね等を着用する」「屋外作業をした場合には、衣服に付着した花粉を払い落とす」「ふとんや洗濯物の外干しをする際は、室内に花粉を持ち込むことになりますので極力避けるようにする」等の対策をしっかりしていきましょう。